お知らせ
インフルエンザになりたくない方が守るべき6つの事
ここでは、インフルエンザの予防の為の6つの原則をご紹介いたします。
ご自身やご家族の方の症状について、心配や疑問を持たれた際にはご自身で判断をせず当院までお越しください。
インフルエンザとは?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染して起こる感染症の事を言います。
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があり、人間に流行を起こすのはA型とB型です。
A型・B型インフルエンザの流行には季節性があり、国内では例年12月~3月に流行し、短期間で多くの人に感染が拡がります。
例年の季節性インフルエンザの感染者数は国内で推定約1,000万人とされています。
昨年(2018-2019)の狭山市インフルエンザ情報
昨年度シーズンのインフルエンザは12月初めに流行期に入りましたが
特に、年末にかけて患者数が増加していきました。
狭山市の特徴としては、クリスマス~年末にかけての患者増加率が高く
1医療機関(定点)当たりの報告数は前週の7.37人から10.02人へと増加し
県全体で国の定める注意報の基準値である10人を超えました。
このような傾向から年末から年明けにかけて大幅なインフルエンザの流行が予想されます。
予防接種の効果出るまでには、接種後約2週間を要します。
手洗いやマスクなどの日常の予防は勿論の事、流行前に予防接種をしましょう。
インフルエンザとかぜの違い
一般的にかぜは様々なウイルスなどによって起こる病気です。
その症状は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみ、咳などが中心で、強い全身症状はあまりみられません。発熱も高熱となることは少なく、重症化することはあまりありません。
インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで起こる病気です。
症状は、普通のかぜのようなのどの痛み、鼻汁、咳などの症状もみられますが、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛・筋肉痛、全身のだるさ(倦怠感)などが比較的急速に同時に現れる特徴があります。
インフルエンザ | 一般的なかぜ | |
発病 | 急激におこる | ゆるやか |
発熱 | 38℃以上の高熱 | ないか、あっても37℃台 |
強い全身症状 | ある | ないか、まれにある |
上気道炎症状 | 全身症状の後からみられる | 最初からみられる |
咳 | 強いことが多い | 軽い |
インフルエンザを予防する為に
インフルエンザの感染を予防するための6つの原則を紹介します。
流行前にワクチンを接種しましょう。
インフルエンザが発病する可能性を減らし、かかった場合でも重症化を抑えることができます。
咳エチケットの実施
- 咳やくしゃみを人に向けてしない。
- 咳が出るときはマスクをしましょう 。
- てのひらで咳やくしゃみを抑えたらすぐ手洗いを。
外出後の手洗い
流水と石けんで指先から手首までよく洗いましょう。
乾燥した場所に注意
室内では快適な湿度(50~60%)を保つようにしましょう。
十分な休養とバランスの取れた栄養摂取
休養とバランスの良い食事は、からの抵抗力を高めてくれます。
人混みや繁華街への外出は控える
出かける場合は不織布マスクをつけて 人込みにいる時間をなるべく短くしましょう。
この6つの原則でインフルエンザを予防しましょう!
ご希望の方は、当院外来窓口までお越しください。
インフルエンザかな?と思い当たる方へ
目安としては、比較的急速に38度以上の発熱があり、せきやのどの痛み、全身の倦怠感や関節の痛みなどを伴う場合には、インフルエンザに感染している可能性があります。
症状が重くなりやすいのは、高齢者や乳幼児、妊娠中の方、慢性閉塞性肺疾患・喘息・慢性心疾患・糖尿病といった持病のある方です。持病のある方は、早めに当院へお越しください。
重症化のサイン
子供のサイン | 大人のサイン |
けいれんしたり、呼びかけに応えない | 呼吸困難、または息切れがある |
呼吸が速い、苦しそう | 胸の痛みが続いている |
顔色が悪い(青白) | 嘔吐や下痢が続いている |
嘔吐や下痢が続いている | 症状が長引いて悪化してきた |
症状が長引いて悪化してきた |
インフルエンザにはかからないように、しっかりと予防し気を付けましょう!
ただ、しっかり予防をしていてもインフルエンザウイルスに感染することがあります。
早期の治療が大切です。
あれ?もしかしてインフルエンザかな?と思ったら、できるだけ早く当院外来窓口までお越しください。